滋賀報知新聞(ニュース)平成10年9月28日()第11581



近江ガチャコンのペーパークラフト

=近江八幡市堀上町の川岸さんが制作=


川岸さんが図面を制作し、無料配布している
電車のペーパークラフト

(湖東・近江八幡市)
 湖東平野をマイペースで走る近江鉄道の電車のペーパークラフトを近江八幡市堀上町の会社員、川岸春喜さん(43)が制作し、インターネットホームページで無料配布している。

 川岸さんは、子供の頃から電車に興味を持ち、特にローカル線の良さが感じられる近江鉄道のファン。大手コンピューター会社に勤め、その専門知識を生かし二年前に近江鉄道の情報や話題を満載したホームページ「がんばれ近江ガチャコン」を開設し 、近江鉄道の魅力を紹介している。

 ペーパークラフトは、ホームページの一万五千回ヒットを記念して独自に制作したもので、グラフィックソフトを使いこなし、本物と変わらないデザインでマニアに人気を集めている。

 種類は、今年六月から運行が始まった新型電車「あかね号」や単編成で運行されている220形、なつかしい車両、同鉄道が所有する全国でも珍しい大正時代のレトロ機関車(ED314、141形)など九種類の車両がある。

 一枚の紙から組み上げるペーパークラフトは、立体にするための展開図が難しいとこ
コンピュータに詳しい川岸さん

ろ。川岸さんは、撮り集めた車両の写真や図面資料などを参考に平面図を描き、本物と同じ彩色を施し、その出来映えは見事なもの。
 川岸さんは「長方体の電車は簡単にできましたが、山形になっているレトロ機関車の展開図は難しかったです。つくる楽しみもあり、子供にも喜んでもらえるのでは」と話している。
 このペーパークラフトを楽しむには、インターネットができるコンピューターとカラープリンターが必要。利用は無料。ホームページのアドレスは次のとおり。

ホームページアドレス

 「がんばれガチャコン電車」  http://www.biwako.or.jp/~jh3kea/



ヒャッ! 間一髪の悪夢

=台風7号・電柱6本を倒す=


走行中、倒れた電柱の先端が突き刺さった車

(湖東・近江八幡市)
 観測数値では中型に属するものの、直撃となっただけに各地に予想以上の大きな被害をもたらした台風七号。近江八幡市内でも大きな立木が倒れたり、鳥居の倒壊(野村神社)、建物の一部倒壊が相次ぐなど大きなツメあとを残した。

 最大瞬間風速三十メートルを超える強風が吹き荒れ、風雨のピークを迎えた二十二日午後四時ごろには、東横関町の県道沿いの電柱六本が路上に連鎖的に倒れ、道路を走っていた二台の車を直撃。このうち男性(24)が運転する普通車に途中から折れて倒れた電柱の架線金具が突き刺さり、一瞬にして運転席から間近の屋根を突き破る被害にあったが、男性は前方を走っていた運転手らに救出され、幸い肩を打撲する程度の軽傷で済んだ。もう少し、衝突位置がずれていたら最悪の事態になっていた悪夢の事故だった。

 倒れた電柱六本の間には計八台の車が挟まれたが、他にけが人等はなかった。事故に巻き込まれた運転手は「ふらり、ふらりと電柱が揺れており、早く走り抜けなれればと思っていた時、バリッと電柱が連鎖的に倒れていった。恐かった」と事故当時の恐怖を話していた。
 事故現場は、徹夜で復旧作業が進められ、翌日午前四時前には復旧が完了した。一時停電に見舞われる住宅もあったが大きな混乱はなかった。忘れかけた台風の恐さを見せつけた奇襲だった。